こんにちは、なす子です。アラフォー主婦が約4か月の勉強期間で、保育士試験に一発合格ができました。保育士試験は暗記することが膨大にありすぎて初めて過去問やテキストを開いたときはびっくりしました。保育士試験合格には語呂合わせが欠かせないと思っています。私が使った語呂合わせをご紹介していきます。
福祉六法と社会福祉法について
福祉六法は年号も一緒にぜひ暗記したいポイントです。福祉六法ももれなく語呂合わせで覚えました。社会福祉、児童福祉など頻出しますし、その他重要事項との絡みが非常に多いです。年号を覚えていれば、保育士試験は正誤問題ですから、答えを見つける手掛かりになることも!
福祉六法とは
「生活保護法」「児童福祉法」「身体障害者福祉法」「知的障害者福祉法」「老人福祉法」「母子および寡婦福祉法」の六つの法律のことです。
「生活保護法」は最低限度の生活を保障するとともに、自立した生活を送れるよう支援を目的とする法律です。
「児童福祉法」は児童が心身ともに健やかに生まれると同時に育成されるよう、保育、母子保護、児童虐待防止対策を含むすべての児童の福祉支援を目的とする法律です。
「身体障害者福祉法」は、一般的には生まれた時あるいは生まれた後から、何らかの理由で身体機能の一部に障害を生じている状態の人への自立と社会活動の援助、及び必要に応じて保護、福祉の増進を図ることを目的とする法律です。
「知的障害者福祉法」は知的障害者の援助と必要な保護を行うことにより、その福祉の増進を図ることを目的とする法律です。
「老人福祉法」は老人の福祉に関する原理を明らかにし、老人に対し、その心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な措置を講じて老人の福祉の増進を図ることを目的とする法律です。
「母子および寡婦福祉法」は母子家庭及び寡婦(夫と死別または離婚して、再婚しないでいる女性)の福祉に関する原理を明らかにするとともに、その生活の安定と向上のために必要な援助を目的とする法律です。
社会福祉法とは
社会福祉法(2000年)は旧社会福祉事業法の改正によってできた法律です。
福祉サービスの利用者の利益の保護、地域における社会福祉の推進を図るとともに、社会福祉事業の公明適切な実施の確保、社会福祉を目的とする事業の健全な発達を図り、もって社会福祉の増進に資することを目的とした法律。
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福祉六法+社会福祉法を暗記する語呂合わせ
福祉六法+社会福祉法を年号順に、暗記しました。なす子が社会福祉六法と社会福祉法で分かりにくいとかんじたことは、法律が改正されるとともに法律の名前がかわっていくところでした。改正する前の法律名、改正後の法律名についてもしっかり押さえていきましょう。
語呂合わせ「自身の生活を福と知る老母」
◆年号順に並んでいます。
◆名称が制定当時と現在は違うものがあります。
自 児童福祉法 昭和22年
身(の) 身体障害者福祉法 昭和 24 年
生活(を)生活保護法 昭和 25 年
福(と) 社会福祉事業法(2000年に社会福祉法) 昭和 26 年
知(る) 精神薄弱者福祉法 (知的障害者福祉法) 昭和 35 年
老 老人福祉法 昭和 38 年
母 母子福祉法 (母子及び父子寡婦福祉法) 昭和 39 年
まず 語呂合わせ「自身の生活を福と知る老母」 で福祉六法+社会福祉法の順番を覚えていきます。
福祉六法+社会福祉法の年号の覚え方
福祉六法+社会福祉法は第二次世界大戦後、日本国憲法公布後に順番に作られていきます。この日本国憲法の年号がとても大切な年号になります。日本国憲法発布の1946年(昭和21年)から順番に「自身の生活を福と知る老母」が並ぶことになります。
福祉六法+社会福祉法を年号順に語呂合わせとともに紹介します。
1946年 昭和21年 旧生活保護法制定、日本国憲法公布
語呂合わせ「ひどくよろこぶ日本国憲法」
1947年 昭和22年 児童福祉法
語呂合わせ「じ(2)のふ(2)くし」
1949年 昭和24年 身体障害者福祉法
語呂合わせ「にっしん(24)月歩」
1950年 昭和25年 生活保護法制定
語呂合わせ「にこにこ(25)生活保護法」
1951年 昭和26年 社会福祉事業法制定
語呂合わせ「二村さんの社会福祉事業」
1960年 昭和35年 精神薄弱者福祉法制定
語呂合わせ「さんごは(35)精神つらい」
1963年 昭和38年 老人福祉法制定
語呂合わせ「さんぱつ(38)上手なご老人」
1964年 昭和39年 母子福祉法
語呂合わせ「さんきゅー(39)母子福祉」
社会福祉法について
「二村さんの社会福祉事業」の社会福祉事業法は、2000年に社会福祉法として改正されます。1951年の約50年後にあたる2000年に改正されした。2000年は覚えやすい年号ですね。
1951年(昭和26年) 社会福祉事業法 → 2000年 社会福祉法へ改正された
「自身の生活を福と知る老母」 の福祉六法+社会福祉法は、第二次世界大戦後、戦後の復興の色が濃い内容となっているため、2000年(平成12年)、現代の背景に沿った内容でリニューアルされています。
知的障害者福祉法について
「さんごは(35)精神つらい」の精神薄弱者福祉法は、1998年(平成10年)知的障害者福祉法として改正されました。
1960年(昭和35年)精神薄弱者福祉法→1998年(平成10年)知的障害者福祉法
精神薄弱者という名称を改め、知的障害者という名称に変更となりました。障がい者、障碍者など、近年表記は色々ありますが、法律上は知的障害者となっています。また、18歳以上の知的障害を持つ方への福祉の法律となります。17歳以下は児童福祉法が保障しています。
母子及び父子並びに寡婦福祉法について
「さんきゅー(39)母子福祉」の母子福祉法から名称が3度変更されています。
1964年 昭和39年 母子福祉法
1981年 昭和56年 母子及び寡婦福祉法改正
2014年 平成26年 母子及び父子並びに寡婦福祉法改正
法改正の流れは頭に入れておいた方がいいです。正誤問題等で頻出です!
まとめ
福祉六法の年号と、名称変更の流れは把握しておく必要があります。年号を暗記するのは難しく感じるかもしれませんが、年号と法律名を語呂合わせで暗記していれば、おのずと流れも記憶できます。保育士試験で頻出ですから暗記しないのはもったいない!ぜひ暗記の手助けになれば!
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